命のつながり

2週間前に、高齢の親戚が旅立ち、死と生について思いをはせていました。

戦争を体験し、戦後の復興に励み活躍してきました。結婚し子供を育て、離婚、そして再婚。人生悲喜こもごも。

経験の豊かさからえた知恵とユーモアを持ち、好奇心旺盛で思いやりのある人でした。

by Nami

彼はこの数年長く生きすぎたと言っていたようです。周りの友人が次々に旅立ち、妻も子供も年をとっていく。

肉体が衰え、体の痛みや自由に動かせなること、不安と恐れがあったようです。

ドイツ語で、墓地は「フリードホフ(平和の園)」といいます。旅立った彼は平穏の中にいるはずです。

人には強さがあり、弱さがある。人生には楽しみと悲しみがあります。

日々を大切にし、豊かに生きたいと思いますが、いつ訪れるかわからない死、もしくは思った以上に長生きしてしまうかもしれません。

そんなことを考えていると、日本の叔母から戦争で生き残った祖父について記載がある本を読んだと興奮気味に電話がありました。

彼女はその戦争時についての本を何年も前に買っていたのですが、一度も開くことなく本棚に積まれたままでした。

祖父が逝っておよそ30年後、何気なく開いたその本に祖父の名前を見つけたのです。

Photo by Rahul Pandit on Pexels.com

彼女は寡黙だった祖父がその時代に生き、その後自分も生まれたということに感動し姪である私にも伝えたかったのです。

祖父が叔母を見守っているよと伝えるメッセージだなと感じました。

彼がいなければ、もちろん母も私も生まれず、娘も生を受けることはなかった。祖先がいなければ私も存在していません。

祖先へ思いをはせ、改めて感謝できる機会となりました。

30世代前で約1億人の先祖がいたと言われます。

みんなそれぞれかけがえのない人生を生き、世代から世代に命が繋がれている。

そして、その生が短くとも長くとも同じように価値は重く、有り難い。

いつ来るかわからない死、短すぎるかも、長すぎるかもしれない生。

精神的に成熟することで老いを豊かに生きられるとわかっていても、これは一人一人が体験しなければわからないことでしょう。

by Nami

死や生についてはそれぞれが一生かけて向き合っていくことと思います。

今私ができることは、祖先からつながって、いただいいている生、命を毎日ありがたく生きること。

喜びも悲しみも、弱さも強さも自分の一部として受けとめられますように。

そして、祖先から命がつながっているように、次の世代に命をつなげていくことが私達の役目。

それは血がつながっている関係なく、地球人として。

美しい自然や地球ともつながって、何世代も命をつなげていけますように。🌏

最後までお読みくださりありがとうございました。✨

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